マティス展を観てきました

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★お知らせ★

個展にご来場いただきありがとうございました

4年ぶりの個展になりました「エウロピとアイドル 夢のコラボ」にご来場いただき誠にありがとうございました。今後とも制作を続けて参りますのでよろしくお願いいたします。

詳しくはこちら→ エウロピとアイドル 夢のコラボ

マティス。俺にとって最高の師匠だ。



展覧会では一番写真撮影可の作品があります。その中の写真を使用してあります。

個展『エウロピとアイドル 夢のコラボ』の最終日、午後5時から搬出を前に上野の東京都美術館へ。



マティス展は何十年ぶりなんだろうか。ここまでたくさんの作品が来るのは久しぶりらしい。

というか戦後初の海外からの展覧会はマティスだったような気がするが。

マティスはピカソと並ぶ20世紀美術の巨匠である。ピカソが平面(絵画)を全部やってしまった!と後年抽象美術作家のジャクソン・ポロックが嘆くくらい絶大な光をはなっているので知らない人もいるかもしれないが、20世紀の巨匠であることに間違いはない。

もちろん傑作の『ダンス』とかはロシアにあり、マティスの傑作の多くはロシアにあったりする。その当時マティスの絵を買うお客はロシアの大富豪が多かったからだ。





いかにもマティスらしい作品を多数見ることができる。



マティスの何が好きなのかというと、多分マティスは絵画を超えたんじゃないかと。『超えた』とは、写実画ではない、絵画ならではの自由を追求したんじゃないだろうか。それは同時代のピカソにも当てはまる。

とてもではないがマティスの作品に写実は無い。しかし絵の構図やバランス、なんといっても色彩に敵うものはいない。時代の流れもちょうど合致していたんのだろう。そうでなければマティスの作品は評価されなかった。いつまでも写実大好き日本画壇ではマティスは生まれてこなかった。進化論的に印象派の次を求めた西洋絵画にマティスは才能を発揮した。





色彩であればモネやルノワールでも良いのだが、マティスは色彩だけでない、何か違った自由さを感じさせるのだ。

写真や物語の描写という大きな役割から降りた絵画をどうするか。当時の芸術家は考えた。自然の青々さも印象派が描き切ってしまった。マティスたち次の芸術家は自分が描きたい絵に向かって行ったのだろうか。





感性である、マティスの絵の素晴らしさは。マティスの筆の運び、色彩の感性が、人の心を揺さぶるのである。

今関大地

今関大地

最近は絵を描いていませんが、そのうち描きます・・・

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