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【連載 europaからの手紙4】 新橋で働く戦士たちに愛を込めて

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仕事をして1週間になった。不思議と解放感のようなものなどない。むしろ仕事がない寂しさというのか暇を持て余したなという感じが強い。思えば久しぶりの休日だ。それまでは休日ではなく不労の日と言った感触だ。今までその時間が長すぎたのだ。そう療養が・・・。

デザインの仕事というか、DTPの仕事は快調だ。もっともわたしは一番技術もないし、アイディアも出ない。なぜだかこの業界に居座っていると言った感じだろうか。それもこれも仕事がたくさんあるから繋がっているだけで、仕事がなくなれば真っ先に辞めてしまうことになるだろう。この業界はそういう意味では景気に左右されやすい。どの業界でもそうであるけれど。

新橋から愛を込めて

新橋というのは、大学生がそのまま大人になったような、キャンパスのような場所だ。昼間は熱心に仕事をし、残業をし、そして華金にもなれば居酒屋やバルで騒ぐ。初めての華金の新橋の夜、わたしは好きなつけ麺を食べるだけだった。サラリーマンは酔っ払い、大声を出したり、キャバクラのお姉ちゃんに声をかけられたりしている。私だけ浮いているようだ。

サラリーマンは上は白、下は黒の制服のようなものを着た集団で、私はとてもこの歳になっても馴染めそうもない。人と違うのが生きがいなのかもしれないが、人と違うというのは与えられる集団からすればのこと。私はそういう人間なんだと、新橋に来ても改めて思う。

思えば青山の頃は、皆が毎日のようにファッション合戦を繰り広げていたな。あの頃はあれで良かったけれど、私は一番地味だった。私は決してファッション合戦したいのではなく、あくまで与えられる集団からはちょっと引いたところにいたいのだと思う。だから皆がセンスある服を着るならば、私は逆にスーツのようなファッションで臨もうというような、そういう人間なのである。だから私はどこに行ってもほんの少し浮いている。ちょうどドラえもんが何ミリか地上から浮いているように・・・。

サラリーマンたちはそうやって日常を送っている。私は期間限定の従業員だから、ずっと新橋にはいれないだろう。闘う者たちに愛を込めて。新橋から愛を込めて。

ドラマに出てくるような大企業

汐留はドラマに出てくるような大企業がいくつかあって、そもそもドラマを作っている日テレもあるくらいだから、しょうがない。私のフロアもほぼ仕切りがなく、全員がパソコンを見ながら仕事をしたり、空いたスペースで打ち合わせをしたりしている。この雰囲気はまさにドラマに出てくるようなもので圧倒される。

社内のルールやサーバー、データ管理などもいくつもルールがあり、おそらく業界でもトップ水準なんじゃないかというくらいのルール、ルール、ルールだ。しかしやってみると人間、覚えていくものだ。私も最初はくじけそうになったけれど、何回かやるとわかってくる、ルールがありまくる方がむしろいいんじゃないのかと思ったりする。作業に集中できる、みたいな。

オフィスカジュアルについて悩んでいる。ジーンズもOKだが、そもそも派遣で男というのがなかなかいない。だから自分一人だけジーンズでオフィスにいるのは浮く。私はさっき書いた通り、浮くのは嫌いじゃない。しかし、オフィスの中で見た目で浮いてしまうのはちょっと恥ずかしくはないだろうか。だからジーンズがOKでも、何かしらジーンズ以外のものを履こうと思っているが、そうすると結局スラックスや、チノパンくらいしか代替がない。だからいわゆるジャケットとセットになったスラックスのようなものの方が、いいのではないかと思っている。ようはそれをカジュアルに着こなすことで、本当にオフィスカジュアルになるのである・・・。

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