ここではない、どこかへ

最近はようやく絵を描こうという感情が湧いてきた。意欲というものか。

それまではお金もなかったし、新しい絵を描くにも、部屋にはキャンバスがいくつかあるし、絵もたくさん描いたからもうたくさんだと思っていた。

そんな中ふと描いた絵を写真に撮ってみてみると、ふと思うことがあった。なんだか違和感を感じる・・・。確かに言われてみれば当たっているところもあり、勢いで100号の絵を描いてしまった。この絵を公開するのはちょっと厳しいかなと思った時、意欲が浮かんできた。

もう一度絵を描こう。

それからというもの、なんだかわくわくし始めている自分がいる。

来年あたりに個展をやりたい。

今年は真冬の一月に個展をやった。家からほとんど近くのギャラリーをお借りして、充実した時間となった。絵を描く時間が少なかったこともあったが、それ以上に自分の絵を見てもらえるだけでありがたい空間だった。

1月以降私はお金が徐々になくなり、また個展をやってしまった焼失のようなものがあり、絵を描くことも少なくなった。今さら個展なんてと思ったが、改めて湧いた意欲だ。またできたら個展をやりたいと思っている。1月から少し絵が上手くなったのかはわからないが、今はとにかく絵を見せる時期なんじゃないかと思っている。どこかに行きたい。ここではないどこかへ。

絵が誰かに与える印象というか、影響のようなものを考慮したことがあるだろうか。

私はまだない。いつかそれを考える時が来るだろうか。

絵は全く売れもしない、誰からも見向きもされない

Webサイトを開いて待っていても、ほとんど私の絵などには見向きもされない。ここ日本じゃ当たり前だと痛感する。絵の需要などありゃしない。

誰々に絵をお願いしたよ、とか自画像を頼んだなんて話は聞いたことがない。オフィスで誰々の絵が欲しいなんて話も聞いた試しがない。日本は絵を買うものでなくて、見にいくものだからだ。死ぬほどあの絵が欲しい!そんなふうに考えるのは西洋人だけなのかもしれない。だから私は私の絵で、西洋の人にもエウロピを見せてやりたいと思っているのだ。その方がよっぽど楽しい人生なんじゃないだろうか。

今関大地

今関大地

1987年千葉県流山市生まれ。

エウロピというキャラクターを描く。エウロピは惑星エウロパ出身のスーパーモデルという設定で、南青山でぶつかったモデルがモチーフ。

半年間の絵画教室を除き独学。印象派以降の西洋絵画と日本のキャラクター文化を融合し、現代的な表現を追求。

26歳で膀胱がん、29歳でうつ病を患う。うつ病治療中の同年、自由が丘で初個展。2020年アート通販サイトWASABIにアーティスト登録。2021年イタリア・ローマでグループ展に参加。

影響を受けた画家・アーティスト

レオナルド・ダヴィンチ、エドゥアール・マネ、クロード・モネ、アンリ・マティス、奈良美智、安藤忠雄など

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