europa 5周年&ウェブサイトリニューアル
バンドやアーティストが5周年を機に原点回帰するとか、ニューアルバムが原点回帰するみたいな感じ、あるいは自分の中で最初の頃のデザインが好きだったりするのかわからないけど、とりあえず5周年ということでeuropaもgalleryも全部はリニューアルしようかなと思いました。
europaは5周年。
自分の中で5年続いたというのは、よくやった、という感じがします。自分でやんなきゃ気が済まないというので、去年の同じ時期、6月から7月のこの蒸し暑い時期にeuropaは一部PHPを使用するようにしました。共通パーツはincludeするみたいな感じです。あんまりよくないのですが、読まれていない記事は削除してしまいました。
記事数を減らしすぎて記事数が20程度になってしまいました!5年もブログ的なことをやっているのに。
5年目はスマホファースト
動機はですね、知り合いの中でもPCを所有していない、という人が現れたのがきっかけなんです。デザイン的にはPCで見てもらいたいけど、そういう機材がないということは、そういうデザインに触れることができないという機会損失。ならば最初からスマホ向けに作れば、そういうユーザーをすくい上げることができるのではないか、と思ったり、またマーケティングのセミナーに行った時、どの方もカスタマーファースト、カスタマーファーストと声を大にしていたので、今の時代のカスタマーと言ったらスマホユーザーだなと思いました。
例えばギャラリー。
ギャラリーが3つ並んで表示された時、自分の中で今回のリニューアルは成功する!!って確信できた。今回はギャラリーをeuropaにドッキングして、そういうギャラリーがあるサイトという装いになっています。
5年目は原点回帰
スマホファーストが一段落すると、今度はそこからタブレットやPCのデザインを組み立てました。正直スマホファーストでお腹いっぱいになってしまっていたので、なにか面白いことでもないかと考えていた時、ふと一番最初のデザインの美しさを思い出す。
今でもたまに戻りたくなる。この静謐でモダニズムな感じ。日本人からは圧倒的に嫌われるようなデザイン。でもモンドリアンが好きなのは昔から変わってなくて。
そしてエウロピ。
ヘッダーはかなり原点回帰になりました。白、紺、赤、白の組み合わせ、letter gothicの書体。それをいい感じで配分することができました。
5年もやってるとまあ、いろいろありました
5年前、私があのデザインにしたのも、有名なイラストレーターさんのウェブサイトに影響を受けたからでした。だいたい800px × 600pxくらいのサイズ感で作ってありました。ギャラリーのページはflashのテンプレートを使っていました。私もそれを真似して・・。そのあとディスプレイが大きくなって、ウェブサイトも大きくなった。その後webは進化というよりサービス化してきて、SNSとか、誰でも作れるサイトが登場するようになりました。そういうのは今もメインストリームだと思います。何でもかんでも自分でやらなきゃ気が済まない私だけずっと海辺にいる感じ。みんなとっくにクルーザーに乗って沖の方。
ブログのほうもほぼほぼ同じような流れで、5年前よりブログは減少しましたね。私のように個人サイト、というカテゴリは相当少ないと思います。自分だけリーバイス履いてたら周りみんなはユニクロのジーンズを履いてるみたいに。私は貧乏な青春時代だったからリーバイスの方が好き。
そもそもウェブというのが、こう、なんというか、その、細胞分裂が極端に早い生物みたいな、そういう不思議さがありますね。なんかゆっくり色落ちしていけばいいのに、最初からケミカルウォッシュしてるみたいな、感じ。こんなふうにゆっくりゆっくりしてるから5年たってもまったくバズることなく今日まで来て、そしてこのふんわりとした感じでこれからもやっていこうかな、と思っています。
2011年7月20日、imazekidesignというウェブサイトを始めてから5年。海の日に生まれた小さな白い家。あれから5年。daichi imazekiというウェブサイトになって、私は今エウロピを描いてます。