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4年ぶりの個展になりました「エウロピとアイドル 夢のコラボ」にご来場いただき誠にありがとうございました。今後とも制作を続けて参りますのでよろしくお願いいたします。

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ゴジラファンから見た「シン・ゴジラ」の感想

この記事はネタバレを含みます。

この記事はシン・ゴジラファンにとってはつまらない記事になっています。

ご了承いただいた上で、ゴジラファンとしてシン・ゴジラを見てきました!

正直あまり足が進まなかったんですが、ここまでヒットすると、ちょっとゴジラファンとしても見ておかないとな、という焦りがあって、友人と見に行きました。私がどれだけゴジラファンかといえば、まず平成ゴジラ・・・ビオランテやキングギドラ、メカゴジラやモスラ(バトラ)、スペースゴジラ、デストロイヤーまでは普通に見てる。ミレニアムシリーズも幾つか見た。ただそういうファンはごまんといる。

幼い頃、家がWOWOWに加入していたらしく、昭和のゴジラ1作目やモスラ対ゴジラ(ゴジラはどの映画でも必ずモスラに負ける)、ヘドラ、ガイガン、ジェットジャガーなど、まあまあ見てる方だと思います。

前置きはその辺にして。

見た感想としては、正直エヴァンゲリオンな感じがすごい・・

まあ監督だからね。ゴジラを見に行くというより実写版エヴァンゲリオンを見に行くという感じが、しかしやっぱりゴジラなのであります。たとえば一番最初の目が飛び出た変な怪獣がゴジラだった時の失望。いつものゴジラのパターンで、ゴジラかと思ったら別の怪獣だったという流れをある意味壊してる。ゴジラが血を吹きながら形態を変化させていること。口からの放射火炎だけでなく、背びれや尻尾の先から放射火炎を出していること。正直ゴジラの伝統を破壊しつくしてしまっている。

つまりゴジラの属性をエヴァンゲリオンに転写させた感じ

属性というのは、ゴジラの形、放射火炎を吐く、とにかく強い、といったものです。いわゆるキャラクターのみを庵野さんの映画(世界)に連れてきたという感じ。今までの平成ゴジラに見る、自衛隊などの若干傍観者的な感じ、市民は絶対死なないという暗黙の了解はこの世界にはない。本気でゴジラを倒さないと日本が終わるぞというのを徹底的にやった映画でした。

だからつい最近の震災を思い出させるような街の破壊があったし、団地の親子が容赦なく潰されるといったシーンがとにかく見ていていやになりました。ここまでゴジラを悪にするとは・・・。さらに対する怪獣も出てこない。これは本当にゴジラ対日本なんだと。

エヴァンゲリオンの音楽を持ってきたあたりは、面白いなという感じがします。またゴジラ音楽のリスペクトも随所で感じられた。エンドロールでは豪華なゴジラメドレーが繰り広げられ、感動した。

ゴジラが恐怖の存在の映画は流行る

初代ゴジラ、平成ゴジラ「1984」などはゴジラ対日本という構造になっていて、シン・ゴジラが最初ではない。ここまでリアルなのは今作だけだけど。とくに大人をうならせるにはリアルを徹底的にやることなのかもしれない。ゴジラというキャラクターがあって、属性があって、それ以外は徹底的に現実のプロセスに落とし込む。それが面白さにつながる。私はもっと単純な人間だから、怪獣が出てきてミッドタウンでもスカイツリーでも壊してくれればよかったんだけどなあ。

やはり怪獣対怪獣だと子供向けという扱いになってしまい、とくに前作のミレニアムシリーズでは完全に子供向けにシフトして行ったための反省もあったと思います。私もゴジラを見るのになぜ同時上映の「ハム太郎」を見なければならないの?・・・といったこち亀的な展開には正直びっくりした記憶があります。

シン・ゴジラがヒットしたのは、日本人の勝利を映画にまとめたから

この映画の中で、とにかく官僚や政治家、自衛隊がでてくる。彼らが寝ずに働いている間に市民の犠牲は増えていく。ゴジラの被害が大きくなるにつれて、アメリカを中心とした国際社会が動き、日本がむしろ当事国という扱いになる。日本は未だ敗戦国なんだ、ずっと負けたままの日本なんだということがしきりに伝わってくる。そして自然災害、さきの大震災、日本はとにかく疲弊している。そしてゴジラがきた。大変な被害になっている。日本人の英知と天才たちと行動力でゴジラを倒す。これは日本人が未だ経験したことのない、軍事的な勝利の映画なんだと思いました。

ハリウッドの映画で米軍を多用したアクション物を見てもスカッとしますけど、これを自衛隊でやったというのが面白いんでしょうね。しかも防衛のためだから、本来の自衛隊の権利であり、そして勝利する。その歓喜と興奮がリピーターを作っている。。ゴジラファンからすると、ずいぶんゴジラも悪者扱いされたな、と嫌々な感じだったが、こういう映画をも結局「ゴジラ」にしてしまうゴジラが好きだ。たとえどんな監督で、どんな世界観でやっても、それこそハリウッドでやってもゴジラはゴジラなんだ。石原さとみがガッディーラと言ってもゴジラなのだ、と。

ゴジラファンとしてはやっぱりゴジラがヒットするのは嬉しい

ゴジラの映画の中でもとりわけ異端児だが、久しぶりのゴジラで大ヒットしたのは嬉しい。ゴジラーだからね。

今関大地

今関大地

最近は絵を描いていませんが、そのうち描きます・・・

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