桑田佳祐 ニューアルバム「がらくた」の感想
だいぶ遅くなりました。我らが大将桑田佳祐さんのニューアルバム「がらくた」が発売されて、私も買ってきて、またまた感想をちょっと書いてみようと思います。さらに!SONGSの桑田佳祐スペシャルにもスタジオライブも行ってきたのでその報告もさせてください。
渋谷、タワーレコード
渋谷のタワーレコードが近所の自分のCD屋さんとしては一番豪華だなあと思って、最近はそこで買っています。色々特典も盛りだくさんですからね。もちろん入り口近くに展示されていたジャケ写に使われた衣装も撮ってきました。
やっぱりジャケットは高そうですね。
そして「がらくた」をゲットです。
横にあるのはポスターです。入り口のガラガラでB賞をゲットしたのでポスターもゲットできました。やったー。
「がらくた」の感想
全体としては私たち「若者」に向けたメッセージになっていると思いました。若い広場、愛のささくれ、ヨシ子さんなどはメッセージが恋をしない、あるいは恋してもやっぱり背伸びしてたみたいな現代の若者に通じるメッセージソングとなっています。今回の目玉はなんといっても若い広場ですが、全体としてはタイアップの曲も多く、私はその中でも若い広場、ほととぎす[杜鵑草]、オアシスと果樹園、春まだ遠くが、やっぱり桑田さんってすごいなあ〜(みね子風)と感じる次第です。Twitterでは暗めの曲が多かったというつぶやきも見ましたが、私としては静かな昼下がりのなんとも言えない平穏さを、このアルバムから感じました。なんというかピアノソロ曲のショパンやバダジェフスカを連想させるような曲もあったり、ロックやアグレッシブもあり、やはりポップスありのアルバムでした。
※個人的な感想程度でご覧ください
過ぎ去りし日々(ゴーイングダウン)
いきなりアグレッシブな曲からスタート。なんとなくビートルズやローリングストーンズ的なロックさを感じます。俺もまだまだ若えんだぜ!みたいな感じでしょうか。若い時とは違うけど、今も楽しいぜみたいな感じ。ライブとかでも今のほうが楽しんでる?のでしょうか。
若い広場
今アルバムの「決め曲」の一曲でしょうね。NHK朝のテレビ小説「ひよっこ」の主題歌。アルバムのアートワークのひよこはここからきているのかもしれません。曲はとにかくムーディーであり、爽やかであり、青春謳歌といった曲調です。私は朝ドラが好きでマッサンの頃からずっと見ていますが、今回は桑田さんと朝ドラのコラボということで、本当に記念碑的なタイアップになったんじゃないかなあと思っています。
大河の一滴
大人の恋の歌。緊張感漂うテンポの曲ですね。
簪/かんざし
好きな1曲です。恋のバラードは案外ソロでは少ないような気がします。サザンでいう慕情のソロバージョンというような感じでしょうか。
愛のプレリュード
こちらは爽やかな一曲。歌詞は切ないけれどお互いそれでいいみたいな、男女の恋と友情の曲。
愛のささくれ〜Nobody loves me
多分こういう曲はリアルの若者世代には痛烈な曲になっているんだと思います。よくこういう曲が出来上がるなあと思います。ちょっとふてくされてる感じも今風といったところでしょうか。
サイテーのワル
こちらもネット社会や炎上などをテーマにした作品で、非常に2010年代の裏を描いた曲になっています。サザンの「葡萄」にも「バラ色の人生」という歌がありますが、今回はその逆の意味合いがあるのかもしれません。まさか歌詞にウィキペディアが登場するとは・・・やはり桑田さん恐ろしす。
百万本の赤い薔薇
いい曲ですね。テンポもいいし明るいし、ライブでも盛り上がりそうです。
ほととぎす[杜鵑草]
正直に言うとバラードというか、ユーミンのような感じがします。静かな曲ですが非常に彩りを持ったような曲で、まるで印象派の絵画のような曲です。じゃあ「杜鵑草」と鳥ではなく花ですよとなっているので、花言葉を調べてみるとですね、杜鵑草「永遠にあなたのもの」。もう言葉はいりませんね。
オアシスと果樹園
サザンファンからはクレームがつくかもしれませんが、私はこの曲は「希望の轍」てきな感じがして、とてもテンションが上がるんです。特に最後の「旅は続くのだろう」というのはかなりテンションが上がります。今アルバムの中で一番好きな曲です。
ヨシ子さん
一部のファンからは「第三形態」とよばれている(?)らしいこの曲ですが、最初のインパクトが忘れられないというか、この複合体はどう・・・どうすればいいのだろう・・?と立ちすくむ日々が続きましたが、最近は聞き慣れてきて、ああこの曲はみんなで盛り上がる曲なんだと、そう思っています。ニッポンのmen'sとしてももっと頑張ろうと思いました。
Yin Yang
この曲もアルバム収録と聞いて嬉しかったです。やっぱりYinYangはかっこいい。この曲はすごい好きです。
あなたの夢を見ています
ライブの最後の方で、みんなで飛んで盛り上がりたい曲です。行きたいなあライブ
春まだ遠く
アルバムもついに最後の曲になってしまいました。最後はバダジェフスカの「乙女の祈り」のような可愛らしい曲です。乙女の祈りならぬ「男の祈り」にも似たような、爽やかさと切なさのある一曲でした。
SONGS桑田佳祐スペシャルに行ってきました!
8月某日、NHKで行われたSONGS桑田佳祐スペシャルの観客として参加することができました!!私はステージ横2列目で、桑田さんは超近かったし、何度か目も会いました。本当に奇跡とも思えるライブで、感動でした。放送ではカットされましたが、東京、大河の一滴、スキップビート、ROCK AND ROLL HEROなども演奏して本当に奇跡のライブでした。さらにひよっこの乙女寮の皆さん(上の写真)も登場して、何度も言いますけど奇跡のライブでした!
そういう私は現在ちょっと療養中なので今回のがらくたツアーは体力的に厳しいかな〜と思い断念しましたが、来年のサザン40周年までには完全復活して、またライブでサザンを見たいと思います♫