ルノワール展 ムーラン・ド・ラ・ギャレットは感動した
かれこれウェブサイトを更新したり、日曜日は絵画教室に行ったりで展覧会もろくにいけませんでしたが、お盆休みにとうとうルノワール展に行きました。絵画ファンなら既に足を運んでるだろうし東京はお盆は人が少ないだろうと見込んでましたが、20分待ち。ほお、やはりすごいなあ。
ムーラン・ド・ラ・ギャレット
やっぱ国立新美術館ってすげえな!
実際に生のムーラン・ド・ラ・ギャレットを観れるだなんて。目玉だし、まさにルノワールの傑作。これを見るための1600円なら妥当だなと思います。いや、安いかなと思います。
意外と大作(大きなキャンバスという意味では)というよりももう少し小柄な感じがしました。構図がいいのと、全体の調子がいい。幸せって感じがする。なんかこう、ルノワールは「絵は描くものじゃなく、共に生きるものだ」っていう名言通り「絵が生きてる」。活きてるじゃなくて生きてる。他の画家だと明らかに暗いとか、寂しいとか、そういうのがあるけど、ルノワールのはやっぱり生きてるなあ。
ピアノに寄る少女たち
年表を見てるとね、この絵もルノワールが描いたんだなあ・・・なんてしみじみしてると、この絵もまさかの来日で、幸せが続く感じがする。この絵は見たことはあるけど、これもルノワールの作品だったんだねえ。しかも飾られてる。すごいわ。
ぶらんこ
いろいろ本気出してる国立新美術館の今回の展覧会で、たしかにルノワールの凄さを存分に出してきたなって感じがしました。たしかにこれは歴代の展覧会の中でも上位に食い込むレベルです。ほかにもたくさんの作品がありましたが、この「ぶらんこ」も全体の調子や美しさで印象に残りました。ルノワールは人物が好きなんだなって改めて思います。あとまさに印象派って感じがするじゃないですか、この絵には。戸外で、人たちの楽しみを描いて。