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europa diary #72

安藤忠雄展 挑戦 の感想

展覧会

国立新美術館の安藤忠雄展 挑戦を見に行きました。安藤さんの建築の凄さ、センス、過去・現在・未来がわかりました。

エウロピは九品仏緑道

  • 2018
  • ,
  • acrylic on canvas
  • ,
  • 31.8×41.0

国立新美術館。

安藤忠雄展 挑戦

今国立新美術館10周年を記念すべきかのごとく安藤忠雄先生の大規模個展が実現したわけです。

私は安藤忠雄の大ファンです。

きっかけは神保町の本屋さんで偶然サイン入りの本を入手したことがきっかけでした。そうしたら安藤さんは独学で建築を学び、世界の建築を見て回り、建築事務所を立て、コンクリートを用いた格闘するような建築を作っていますーというところまではわかりました。私も本当に微塵にも満たないくらいグラフィックデザインの世界では独学でやってきたので、なにかこうアカデミックに対する挑戦のようなものを安藤先生から感じていました、だからこの展覧会は早めに来ようと思い今日実現しました。

今までの作品を網羅

戸建から集合住宅、商業施設、コンペで不採用になったものまで、いろいろな建築を一堂に集まりました。詳細な設計図や美しいドローイング、壮大な建築模型も圧巻でした。コンクリートの持つ強さと冷たさと、同時に滑らかさと優しさを安藤さんの建築からは感じ取ることができます。

与えられた敷地に突如現れる正円や楕円、正方形や三角形、またそれらの複合、なにか三次元的な衝突がとても面白かったです。普段使っている東横線渋谷駅の3次元の楕円体や、大井町線上野毛駅に突如現れる正円、建物に直方体や楕円体が突き刺さったような独特なデザイン・・・この自然に突如現れる四角形や三角形、正円、楕円の美しさがコンクリートの素材美と合わせて美しさを作っています。

その建築に入れば空を放物線が切り、空間を正方形に切り取ります。地下に続くミュージアムは近くの21_21 design sightにも如実に表れていて、硬質な地下空間を演出しています。コンクリートの壁で仕切りを入れたり、空間を切ることによって新たな空間が生まれ、そこで得られる体験がさらに強くなっていく。大仏さまをもっと「ありがたく」みせるためにあえて大仏さまを隠してしまったり、壁を十字に切ることで十文字の光を生み出したり・・・

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まさしく”挑戦”の過去・現在・未来をまざまざと見せてくれる安藤忠雄の展覧会は、すごかった。

予算と敷地とクライアントの膨らむ理想との戦い、そしてその限られたなかからすごい建築が出来上がってくる。なんでこんな奇抜なデザインになるんだろうとただただ見とれるばかり。またなんでこんなチャーミングなんだと目を疑ってしまうようなパネルもしかり。天才とはこういう人のことを言うんでしょうね。

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