新たに100号のキャンバスを張った
始めて100号の絵を描いて二ヶ月後、この絵がどうしても展示することはできないだろうという判断で、新たにキャンバスを貼り直すことにした。新しいキャンバスはちょっと緩めに張ってしまったらしく、自分で張っておいてあまりよくない状態だ。
早速下絵を描いてみると、いい感じだ。
前回の100号は勢いで下絵を描いてしまって、イメージ先行になってしまった。そのあとの絵の制作はそれを土台にするので、どうしても良くない絵が仕上がってしまう。こう書くとそこまで変な絵だったのかと思われるが、そこまでへんではない。ただ仮に今度個展をやるときにも100号の絵がメインになるので、どうしても神経を尖らせてしまうのだ。
100号は130cm✖️160cmで、身長175cmのエウロピからしたらちょっと小さい。その”ちょっと”が案外厄介だったりする。30号なら長さが90cmだから上半身だけを描こうとなるが、160cmだと立ち姿だと全身が入らない。残念ながら座るしかないのだ。まっすぐ座ったとしよう。すると横の余白が大きいく空いてしまい、絵の迫力に欠けてしまう。例えば余白を金色にするなどすると、余白を生かした日本風の絵になるかもしれない。余白をあまり使わず、できるだけエウロピの体いっぱいの構図にする場合は、ちょっと砕けた座り方を描くのがいい。足を組んでだらんとしたエウロピを描いている。両腕はソファーに預けて大きさを表し、長い足は組んで左に流れるようにポーズすれば、画面いっぱいにエウロピの体を描くことができる。まだ下絵の段階だが、相当いい絵になろうとしている。